
額賀福志郎財務相は15日午後、首相官邸に福田康夫首相を訪ね、09年度予算の概算要求基準(シーリング)について説明、公共事業費を前年度比3%削減するとともに社会保障費を自然増分から2200億円圧縮する方針を継続すると伝えた。
官邸内で記者団に語った。
額賀財務相はシーリングについて、6月末に閣議決定した「基本方針2008」(骨太の方針)に明示した「最大限の歳出削減を行う」との基本方針に沿って公共事業費を前年度比で3%削減するとともに、社会保障費を自然増分から2200億円圧縮するとの従来方針の堅持を福田首相に説明した。防衛関係費も前年度比1%削減する。
これに対して福田首相は「財政健全化は大切だ」との認識を示した上で、「ムダ・ゼロや(政策の)棚卸しをきちんと行った上で財源を捻出して重点化対策に対応してほしい」と財政健全化と重点化対策の両立を要請したという。
重点化対策について額賀財務相は、医師不足への対応や成長力強化、国民の安心・安全(セーフティーネット)などをあげたが、具体的には今後の検討課題と指摘。一般歳出総額の見通しについて「経済状況が不確定であり、税収動向もわからない。具体的に申し上げる段階ではない」と述べるにとどめた。
シーリングは7月中に閣議決定する予定で、福田首相もこうしたスケジュール感を了承した。
[東京 15日 ロイター]
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