欧州株式市場は反発。エネルギー株が上げを主導した。2008年上半期は原油高を受けたインフレ高進や金融機関の損失拡大をめぐる懸念を背景に20%下落となった。FTSEユーロファースト300種指数は9.12ポイント(0.76%)高の1201.36。月間では10%下落した。前年同月は0.38%下落だった。
DJユーロSTOXX50種指数は12.54ポイント(0.38%)高の3352.81。
原油最高値更新を受けて石油株が値上がりした。BP(BP.L)、英蘭系石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェル・グループ(RDSa.L)、フランスのトタル(TOTF.PA)は2.4―3.2%高となった。
コメルツ銀行の株式シニアストラテジスト、マーカス・ウォールナー氏は「今月は若干下落すると予想していた。短期的には引き続き値動きが荒くなると見込んでいる」とし、最大の懸念要因は依然としてインフレだと指摘。「原油の動きは、需給、投機取引、ドル安、地政学的情勢など多くの要因が作用するため予想できない」とした。
仏通信大手フランステレコム(FTE.PA)は7.2%高。北欧の通信大手テリアソネラ(TLSN.ST)の買収計画を撤回したことなどを好感した。テリアソネラは10%安。
ドレスナー・クラインオートは顧客向けリポートで、フランステレコムの投資判断を「中立的」に引き上げた上で「何らかの買収に乗り出すリスクは依然としてある」と警告した。これが憶測につながり、オランダ通信大手KPN(KPN.AS)は2.3%高となった。
英ボーダフォン(VOD.L)は5.3%高。
ディフェンシブ銘柄の食品株では、前週下げていたキャドバリー(CBRY.L)が3.7%高となった。スイスのネスレ(NESN.VX)は3%高。
医薬品株ではアストラゼネカ(AZN.L)が1.9%、ノバルティス(NOVN.VX)が2.7%、、ロシュ(ROG.VX)が5.1%、それぞれ値上がりした。
[ロンドン 30日 ロイター]
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欧州株式市場は続落。仏カルフール、ソニー・エリクソンの業績見通しの警告や、原油価格の最高値更新を受け、投資家の懸念が強まった。
FTSEユーロファースト300種指数は4.78ポイント(0.40%)安の1192.24。荒い値動きとなり、2005年10月以降の安値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数は26.08ポイント(0.77%)安の3340.27。仏小売り大手カルフール(CARR.PA)が7.8%下落し、3年超ぶり安値をつけた。2008年の利益見通しをめぐる不透明感が嫌気された。
仏競合カジノ(CASP.PA)や英スーパー大手セインズベリー(SBRY.L)など他の小売株も下落した。
スウェーデンの通信機器大手エリクソン(ERICb.ST)が7.6%安となった。
エリクソンとソニー(6758.T)の合弁会社である携帯電話メーカー、ソニー・エリクソンは高価格帯商品の需要減により第2・四半期に利益が出ない可能性があると警告した。競合のノキア(NOK1V.HE)も4.5%安となった。仏のアルカテル・ルーセント(ALUA.PA)は3.2%下落した。
銀行株も軟調。UBS(UBSN.VX)が2.5%、BNPパリバ
一方、鉱山やエネルギー株は買われた。米原油先物が140ドル台で推移し、金属価格が上昇したことが背景。トタル(TOTF.PA)が2%高、リオ・ティント(RIO.L:)が2.5%高、アングロ・アメリカン(AAL.Lレポート)が2.8%高となった。
[パリ 27日 ロイター]
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